ホテル清掃の善し悪し


先日とある旅行サイトの方とお話しをする機会がありました。激しいホテル間の値引き競争の中で、どのようにしたら送客数を上げていけるかと言ったことについて意見を交換した訳ですが、実の所私たちは過度の値引きについては巻き込まれないように、最低限のラインは超えないよう踏ん張ってきましたので、(お客様には申し訳ありませんが)送客数を上げることと言ったら、この良い環境やどこにも負けない清掃を歌い文句にしていくしか手立てはありませんし、例え少なくても、このことを理解してくださる方がいらっしゃれば、その方達のためにも真心込めてやっていければ良いんじゃないかとさへ思っていました。ところが担当さんからは「お客様はホテル清掃はきれいなものと思い込んでいるから、綺麗を強調しても難しのでは・・・・」確かにそうかも知れません。誰もホテルの清掃が汚いなんて思って利用する人などいない訳ですから「綺麗!」と言ったところでインパクトはありませんよね。でも、しかし・・・・・・・

「ホテル清掃は汚いものだ」

と決めつけたらどうでしょう?

「綺麗!」は俄然生きた言葉になって来ます。

不特定多数の方が利用されるホテルと言う器。綺麗さの基準はそれぞれのお客様が判断するものですからピンキリと言ったところかも?ただ一つ言えるのは口にする物、肌に触れる物等が確かに洗ってあるか?と言った当たり前の事が出来ているかではないでしょうか?

試しにご自宅の使用後のお風呂にシャワーを当ててみて下さい。汚れているお風呂は見事なまでに丸い水滴が現れます。

果たしてホテルでこんなことが起きないとは限りません。

値引きもありがたいことです。ただ私たちは当たり前のことを当たり前に、お客様に信頼されるお部屋作りを第一に考えて行きたいと思っています。

ホテル池田屋に来たら、まずベットを見て下さい。そして、バスタブにシャワーを一杯流して見て下さい。例の水滴は果たして現れることか・・・・・・?

新しい=きれい 古い=汚い こんな先入観を誰もが持ちますが、古いからこそ余計きれいにしなければいけません。見た目に迷わせされづ、真実を見ていただければと願います。